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ニキビ・ニキビ痕

ニキビとは、毛穴の過剰な皮脂分泌が原因でアクネ菌が繁殖して起こる毛穴の炎症のことです。主に顔、胸、背中などにでき、医学用語では尋常性ざ瘡(じんじょうせいざそう)といいます。ニキビは放置すると、色素沈着をおこしてシミになったり、赤みが残ったりしてニキビ痕となりますので早めのクリニックなどへの受診をお勧めいたします。

ニキビは角栓による毛穴のつまりに皮膚常在菌のアクネ菌が感染した状態です。角栓とは皮膚表面の角質と過剰分泌された皮脂とが混ざり合い半固形化したもののことです。思春期にホルモンが過剰に分泌され、皮膚の皮脂が過剰分泌される思春期ニキビと、ストレス、ホルモンバランスの乱れ、睡眠不足、化粧品などによる大人ニキビとに分けられます。

K-clinic-思春期ニキビ・大人ニキビ-e1499787661914.png

ニキビの種類

① 白ニキビ

角栓が毛穴に詰まり、皮脂が排泄されず皮膚が膨らんでいる状態をいいます。中のうみが白く透けて見えることから白ニキビと呼ばれています。

 

② 黒ニキビ

毛穴が開き、皮脂が酸化したために黒くなった状態をいいます。鼻や鼻のわきによく見られます。

③ 赤ニキビ

白ニキビや黒ニキビにアクネ桿菌や表皮ブドウ球菌が感染し、炎症を起こした状態をいいます。 炎症が起こると周囲の組織が傷つけられ、凸凹や赤み、色素沈着などのニキビ痕になることがあります。

④ ニキビ痕

 

赤ニキビになると炎症により毛穴の内部の組織が破壊されます。この状態で紫外線に当たったり、強く刺激を与えたりするとニキビの痕が残ります。ニキビ痕には、クレーター様、色素沈着、赤みがあります。

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ニキビの治療

ニキビの原因は、皮脂、細菌、角質、ホルモンバランス、ストレス、睡眠など多岐にわたります。

 

ニキビ跡が気になる場合でも、ニキビの発生が多い場合はまず新たなニキビを出来にくくする治療が優先になります。治療効果にかなり個人差がありますが、根気よく続けていくことが大切です。 


​光治療(IPL)

光で皮脂腺にダメージを与え、毛穴の最近を殺菌します。 赤み、色素沈着、しみにも効果的です。 

炭酸ガスレーザー

 

膿をもったニキビに対し、一つ一つレーザーの熱で小さな穴を開けて、排膿+殺菌していきます。ニキビが大きくなるのを防いで早く治し、再発予防する効果があります。 治療後に赤みが出て、浸出液がにじむため、しばらくメイクがしにくくなります。 

ケミカルピーリング 

古い角質を薄くし、ニキビが大きくなるのを予防します。 

ダーマペン+ビタミンC

微細な傷に対する人体の生理的反応を利用して、皮膚の生まれ変わりを促進します。

処方薬

 

内服薬 抗生物質、ビタミンC、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンE 

 

外用薬 抗生物質、ベピオゲルなど 

 

治療において考えられるリスク 

 

熱傷、色素沈着、光アレルギー、一時的悪化(反応性ニキビ発生) 

ピーリングによる赤み、乾燥感、掻痒感など 

 

個人差があり完全になくならないことがあります。 

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